商品のバーコードをレジで読み取り、リアルタイムで売れ行きを把握するPOSシステムが登場した時は、より確実なマーケティングにつながるとして注目されましたが、さらに先を行くシステムとして登場したのが、顔認識マーケティングです。
顔認識マーケティングは、店舗やイベント会場にカメラを設置し、来店者・来場者の顔を認証することで年齢や性別などの属性を読み取り、データとして分析します。
POSシステムで得られるデータは、商品が購買された時のみのデータに限られていたため、主に在庫管理や仕入れに対して活用されてきました。
顔認識マーケティングでは、何も買わなかった客についてのデータを集めることができるので、今後の商品開発や販促計画を立てることができるのが大きな特徴となっています。
また、単に来店者の属性を読み取るだけではなく、表情の変化を読み取り、新商品に対する反応などを分析することも可能となっています。
顔認識マーケティングを的確に活用することで、消費者のニーズに応える商品の開発に結び付きます。